HSP(Highly Sensitive Person)とは?
- 刺激に敏感:音・光・匂いなど五感に受ける情報を深く処理しやすい
- 共感力が高い:他人の気持ちや場の空気を察する力が強い
- 内省的:物事を深く考え、経験をじっくり振り返る傾向がある
メリット例 | 人の悩みに寄り添えるケアができる |
デメリット例 | 忙しい環境で疲れやすくストレスが溜まりやすい |
HSS(High Sensation Seeker)とは?
- 刺激を求める:新しい体験や変化を好む・好奇心旺盛な性質
- 飽きっぽい傾向:同じことの繰り返しに退屈を感じやすい
- チャレンジ精神:未知の世界へ飛び込むことにワクワクする
メリット例 | 仕事や趣味で積極的に学び、成長しやすい |
デメリット例 | ルーティン業務にフラストレーションを感じやすい |
HSS型HSPとは?
HSPの
『繊細さ』
HSSの
『刺激欲求』
とが同時に強いタイプ
『刺激に敏感』➕『刺激を求める』という一見すると矛盾する性質を併せ持つ
内向的感受性と外向的好奇心の両方のバランスよく満たす工夫が必要
HSS型HSPの特徴
カテゴリ | 特徴 |
感覚処理 | 少しの刺激でも深く受け止めてしまい、ストレスを感じやすい |
好奇心・行動 | 新しい環境やタスクには積極的。ただし慣れると退屈を感じやすい |
エネルギー | 刺激を受けると一気に集中・没頭するが、その後は疲労がドッとくる |
対人関係 | 相手の気持ちに敏感で寄り添えるが、時にペースも大切にしたい |
自分のタイプを見極める方法・セルフチェックリスト
- 振り返りジャーナル
日々の出来事や感じた刺激を書き出したり思い出す時間を作る
『どんな時にワクワクしたか/疲れたか』を把握する
看護師の学術集会や研修会、You Tubeでお金の勉強(家計管理や新NISAで株式投資など)をしている時、仕事中の患者さんへの対応が良かったのかの振り返り時間など刺激の大小はありますが刺激追及していることが多々あります - セルフチェックリスト
HSP診断テスト
HSPチェックリスト(エレイン・アーロン博士による自己診断)
以下のチェックリストはHSP(Highly Sensitive Person)は概念を提唱したエレイン・N・アーロン博士による自己診断項目です。日本語訳は、著者『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』(講談社)に基づいています。
※23項目中14個以上当てはまる場合、HSPの傾向が強いとされています。
【HSPチェックリスト|エレイン・アーロン博士版(全23項目)】
自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づく
他人の気分に左右される
痛みにとても敏感である
忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などに引きこもりたくなる
カフェインに敏感に反応する
騒音に悩まされやすい
美術や音楽に深く感動する
とても良心的である
驚きやすい
短時間にたくさんのことをしなければならないと困惑する
人が不快な環境にいるとき、どうすれば快適になるかすぐ気づく
一度にたくさんのことを頼まれるとイライラする
ミスを避けるためにいつも注意深くしている
暴力的な映画やテレビ番組を見ないようにしている
子供のころ、親や教師から「内気」や「敏感だ」と言われていた
深く物事を考える傾向がある
強い匂いや粗い布地、サイレン音などに圧倒されやすい
豊かな想像力があり、空想にふけりやすい
強い刺激(騒がしい場所、明るすぎる光など)を避ける
忙しい日や刺激の多い日は、家に帰ってから静かな場所で一人になりたくなる
仕事や課題を行うとき、見られていたり競争になるとパフォーマンスが下がる
生活に変化があると混乱しやすい
非常に繊細で複雑な香りや味、芸術作品などを楽しめる
(出典)
Elaine N.Aron,Ph.d.,The Highly Sensitive Person(邦訳:ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ/講談社)
※このチェックリストはあくまでも自己診断の目安です。必要に応じて専門家に相談しましょう。
HSS型HSP診断テスト
【HSS型HSPチェックリスト(日本HSP協会監修)】
下記の項目で「はい」が多いほど、HSS型HSPの傾向が強いとされます。
◆刺激追求(HSS)傾向のチェック
新しいことを知るのが好き
単調な作業が続くとすぐ飽きてしまう
思い立ったら即行動するタイプ
旅行や引っ越し、転職などの変化が好き
急にやる気になったり急に冷めたりすることがある
アイデアがたくさん湧いて、動かずにはいられない
ハマると没頭しやすいが、急に飽きることも多い
◆繊細さ(HSP)傾向のチェック
人の表情や声のトーンに敏感
怒られたり否定されると深く傷つく
他人の影響を受けやすく、自分を見失いがち
感受性が強く、美しいものに感動しやすい
一人の時間がないとしんどくなる
刺激が強い場所(人混み・騒音)が苦手
他人に気を遣いすぎて疲れる
【診断の目安】
刺激追求:4個以上+繊細さ:4個以上 → HSS型HSPの可能性が高い
(出典)
本チェックリストは日本HSP協会監修のHSS型HSPセルフチェックに基づいています。
※参考:日本HSP協会(https://hsp-japan.com)
両方の傾向がバランスよく出るのがこのタイプの特徴です
ちなみに私は『HSPチェックリスト』は20点でした
『HSP診断チェクリスト』は刺激追及・繊細さは満点でした‼️
あと、私は『傷つきやすいのに刺激を求める人たち』の本を読み自分はHSPだけではなくHSS型だと確信することが出来、さらに人生が楽しくなりました😁 - 小さな実験
週末に『未体験の場所に出かける』『静かな読書会に参加する』など刺激レベルを変えてみる
どちらか心地よいか・疲労度はどう変わるか把握する
遠方の家族旅行は刺激的で楽しかったですが、その反動が帰ってぐったりして回復に時間を要しました😅
人の多さや知らない環境に行くのは冒険心が出てきますが、実際はかなり負担なんだと思います
その反対に本屋などの静かな環境だと落ち着けるのですが、読みたい本がどんどん出てきてそれはそれで疲れるみたいです
読みたい本があると一日中でも読めますし、共感性が強いせいか本に夢中になり読み終わった後は達成感と疲労感の両方がきます😁 - フィードバックをもらう
同僚や家族に『どういう時にイキイキしている?』と聞いてみる
第三者の視点で自分の行動パターンを確認する
ちなみに私は仕事中同僚より
『仕事がそんなに楽しいの?』
『なんで仕事中ずっと動いているの?』
『本当仕事好きだよね』
『看護師が天職なんだよね』
と言われ納得です😆
精神科看護師として仕事は大変なこともいっぱいありますが、患者さんの非言語的コミュニケーションより患者さんの異変に早期発見出来、悪化を予防することが出来、このことは特性のおかげであると常々感じています😆
次のステップへ
- 自分の『敏感さ』と『刺激欲求』のバランスを把握する
- 今後、この特性を活かして『どんな働き方が心地よいか』を具体的に探っていきます
この記事によって、あなた自身のHSS型HSPの特性がより理解できると思います
『自己理解は今後の人生にとても大切になります』
次回『看護師✖️HSS型HSPのリアル体験談』を投稿していきますのでぜひご覧ください
『HSPだと思ったけど実はHSS型HSPだと気づいた』記事も投稿していますのでご覧ください
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