はじめに
私はHSS型HSP看護師パパのポリラッチです🐭
看護師という仕事は、常に人の命と向き合う現場です
患者さんの痛み、家族の不安、職場の人間関係、そしてミスが許されない緊張感💦
特に HSP(Highly Sensitive Person)気質 を持つ看護師は、人一倍まわりの刺激に敏感で、心がすり減りやすいのです💦
私もそうでした
悩んだ末、心理学を学び、公認心理師の資格を取りました
この記事では、私が
『自分の心を守るために実践している具体的なケア法』
を、同じように悩むあなたに届けたいと思います
『HSP』と『HSS型HSP』について興味があることはこちらの記事を参考にしてください
HSP看護師が抱える3つの心の負担
- 共感しすぎる苦しさ
患者さんの話を聞きながら、
「自分だったらどうだろう」
「この家族はどれだけつらいだろう」
と想像しすぎてしまう
そして「共感力」が高く共感して自分のことの様に感じつらくなることもあります😅
その場では笑顔でいられても、帰り道に急に胸が重くなることがありませんか?
具体例
• 終末期の患者さんを担当し、帰宅後も思い出して気分が落ち込む
• 患者や患者の家族の怒りや不安の声をまともに受け止め、自分のせいだと感じてしまう
- 刺激に敏感すぎる環境
ナースステーションの絶え間ない電話音、他職種の怒鳴り声、急変対応の緊張感
HSPはこうした「音・光・忙しさ」の刺激に神経が過敏に反応します🤩
具体例
• 電話が鳴り続けると頭が真っ白になり、集中力が切れてしまう
• 突発的な急変コールが鳴るたび、過剰に心臓がドキドキして息苦しくなる
- 自分を責めてしまう心
HSP看護師は責任感が強く、
「小さな失敗=自分はダメ」
と思い込みやすいです
具体例
• インシデントを起こした翌日も「同僚に嫌われたかも」と不安になる
• 勉強不足を感じるたび、「看護師失格だ」と心の中で責め続ける
公認心理師として教えるセルフケア法
セルフモニタリング(自己観察)
夜寝る前に、ノートやスマホのメモに書きましょう
• 今日一番嬉しかったこと
• 今日一番疲れたこと
• 心の疲れ度(0〜10点)
具体例
• 嬉しかったこと:患者さんから「ありがとう」と笑顔で言ってくれた
患者さんが精神的に安定して過ごすことができた
• 疲れたこと:急変があり休憩が取れなかった
• 疲れ度:7点(やや限界)
書き出すことで「客観視」でき、疲れを溜め込みにくくなります
境界線を引くスイッチ作り
仕事から帰ったら、「〇〇をしたら仕事モードは終了」と決めましょう
例:帰宅後に子どもと風呂に入り、子どもの話しを聞く
具体例
例:帰り道にお気に入りの曲を聞く
例:家族でTVゲームする
• ナース服を脱いだら即座にリラックスウェアに着替える
• 帰宅後10分だけお気に入りのYouTubeで「看護と無関係な動画」を観る
このように頭を切り替える儀式を作ると、心に境界線を引けるようになります
5分だけのマインドフルネス呼吸法
椅子に座り、目を閉じて「吸っている」「吐いている」と心の中で繰り返す
雑念が浮かんでもOK。気づいたらまた呼吸に戻す
具体例
• 夜勤休憩中にトイレ個室で2分だけ実施
• 帰宅後、ベッドに寝転がって実施
呼吸のリズムに集中することで、緊張状態を緩められます
安心できる人・場所を持つ
悩みを話せる家族、友人、同僚
看護師向けのカウンセリングサービスやメンタルヘルス窓口
具体例
• 家で妻とまったり話をする
• メンタル相談窓口をスマホに登録しておき、いざという時に備える
「小出しに吐き出す」ことを意識するだけで、心の負担が軽くなります
私の体験談:不安を抱えつらかった日々からの変化
昔の私は、夜勤明けにベッドに倒れ込み、不安を抱えたまま眠ることがよくありました
「なんでみんな平気なのに、私はこんなにしんどいんだろう」と自分を責め続けていました
でも、精神看護師として勤務しさらに、公認心理師の勉強を通して、ようやく気づきました
これは私の性格や根性の問題ではなく
『脳と神経の特性」』なのだと
それからは、自分を追い詰めるのではなく、守る工夫を覚えました
完璧を求めず、まずは小さなケアを続けることで、ずっと心が楽になりました
最後に:あなたへ
『あなたは弱いわけじゃない。繊細さは強さの一つだ』
私たちHSS型HSP看護師は、相手の気持ちに寄り添える優しさを持っています
その強さを長く続けるために、ぜひ自分をいたわる時間を大切にしてください
『小さな一歩でいいのです』
今日、1つだけでも自分のケアを試してみてくださいね😄
関連記事
最後まで読んでいただきありがとうございます
自分の心を守るケアはHSS型HSP看護師が長く働き続けるためにとても大切です
もしよかったら、下記の関連記事を参考にしてみてくださいね
コメント