はじめに
🐭ポリラッチ「今年も年末年始は勤務か…。友達は実家に帰るって言ってたな」
😊Happy「毎年くるのに、毎年しんどいんだよね。あれ、仕事量の問題じゃないから🎍」
12月に入ると、シフト表が気になり始めます。大晦日と元日、どちらに入るか。両方か。
病棟に患者さんがいる以上、誰かが出勤します。それは分かっている。分かっていても、しんどいものはしんどい。
この記事では、
- 年末年始勤務が仕事量以外の理由でしんどい仕組み
- 家族への「申し訳ない」を手放す考え方
- 実際に乗り切るための5つの工夫
- 年末年始手当の現実的な話
をまとめました🐭
年末年始がしんどいのは、忙しいからではありません
むしろ業務量だけで言えば、年末年始は落ち着いている病棟も多いです。予定入院や予定手術が止まり、外来も休みになる。日勤帯の処置が減ることもあります。
それでもしんどいのは、理由が別のところにあるからです。
① 世間と自分がズレる
テレビは特番、SNSは帰省と初詣の写真、街は閉まっている。世の中が一斉に休んでいる日に、自分だけ制服を着ている。
この「ズレている感覚」が、普段の勤務にはない独特の疲れを生みます。同じ8時間でも、社会から切り離された8時間に感じるからです。
② 家族や親戚への申し訳なさ
子どもの「お正月なのに仕事なの?」のひと言。義実家への挨拶に行けないこと。パートナーが一人で子どもを見る時間。
誰も責めていないのに、自分で自分を責めます。これがいちばん消耗する部分です。
③ シフトの交渉そのものが負担
「どちらかなら入れます」「子どもの行事があって」——希望を出すこと自体に気を遣う。誰かが休めば誰かが出ると分かっているので、自分の希望を言うことが、誰かへの押しつけに感じてしまう。
HSPに特にこたえるのは、ここです
上の3つのうち、②と③はHSPの特性と正面からぶつかります。
察する力が高いので、言われていないことまで受け取ります。子どもの表情、パートナーの疲れ、同僚のため息、師長の困り顔。全部目に入る。
そして「自分が休めば誰かにしわ寄せがいく」が見えてしまうから、希望を出せない。結果、毎年なんとなく重い勤務を引き受けて、それが当たり前になっていく。
💡 これは優しさではあるのですが、続けていると何年分もの小さな我慢が積み上がります。どこかで線を引く必要があります🐭
👉 関連:HSP看護師が飲み会・忘年会で疲れない方法|断り方の文例と当日の立ち回り
「申し訳ない」を手放す考え方
✔ 年末年始に働くのは、職業の前提です
当たり前の話ですが、改めて言葉にする価値があります。
病院は365日動きます。警察、消防、交通、インフラも同じです。年末年始に働く職業は社会に必要で、看護師はその一つ。あなたが選択を誤ったから働いているのではありません。
✔ 家族が寂しいのと、あなたが悪いのは別です
子どもが「お正月なのに」と言うのは、寂しいという感情の表明であって、非難ではありません。寂しい気持ちは受け止めつつ、それを自分の罪にしない。ここを分けるだけで、かなり楽になります。
✔ 正月は「1月1日」である必要がない
これが実務的にいちばん効きます。後述の「ずらし正月」です。
乗り切る5つの工夫
① シフト希望は「早く・具体的に・1つだけ」
希望を出すのが苦手なら、この3つを守ってください。
早く——希望が集中する前に出すほど通ります。11月中が理想です。
具体的に——「できれば年末のほうが」ではなく「1月2日は休みたい」と日付で。
1つだけ——あれもこれもと言わない。1つなら相手も調整しやすく、自分も言いやすい。
「全部の希望を通してもらう」のではなく、譲れない1日だけ確保するという発想に切り替えると、交渉の負担が激減します。
② 家族と「ずらし正月」をやる
12月30日でも1月4日でも、家族がそろう日がその家のお正月でいいんです。
おせちを食べる、初詣に行く、年賀状を見る。日付をずらすだけで、ほとんどの行事はできます。子どもは「元日かどうか」より「親と過ごせたか」を覚えています。
③ 帰省は「年末年始以外」にする
実家への帰省を年末年始に固定しない。1月下旬や2月に、空いている時期に行く。移動も安く、道も空いていて、実家の人も落ち着いて相手をしてくれます。
「年末年始に帰れない」ではなく「別の時期に帰る」に変えるだけです。
④ 勤務中の「ズレ」を減らす工夫
①で書いた世間とのズレは、職場の中に小さな年末年始を作ると和らぎます。
差し入れを持っていく、年越しの瞬間に一言交わす、元日の朝に「あけましておめでとうございます」と言い合う。出勤している人同士で過ごしている感覚があると、孤立感がかなり減ります。
⑤ 明けの数日を「回復日」として確保する
年末年始勤務の本当のダメージは、終わった後に出ます。生活リズムの乱れと、気疲れの蓄積が同時に来る。
1月の上旬に予定を詰め込まないでください。何もしない日を1日確保しておくだけで、その後の立ち上がりが違います。
昔は年末年始だと、ついイベントがあり何かしないといけないと感じていました
しかし今は家族との時間が大切で、家でゆっくりするだけ、ゲームをして一緒に遊ぶことが
私には充実した年末年始になっています
年末年始を大切にしているスタッフもいるので、優先的に休んでもらうことは私自身何もストレスはありません
年末年始手当の現実
お金の話も正直にしておきます。
年末年始の勤務には手当がつく病院が多く、12月29日〜1月3日あたりを対象に、1日数千円という設定が一般的です。夜勤が重なればさらに加算されます。
ただし、これで「割に合う」と感じるかは人それぞれです。数千円で家族との時間が買えるかというと、そういう話ではない。
現実的な捉え方としては、「どうせ出るなら手当のつく日に入る」くらいがちょうどいいと思います。どの日が手当対象かは病院によって違うので、就業規則を一度確認しておくと、シフト希望を出すときの判断材料になります。
正直私自身、看護師として働き出し年末年始に対しての意識が薄くなっています
働くことが当たり前になっている面もあり、年末年始は働いていることが多いです
年末年始は日勤と夜勤のの組み合わせで連休もある年とない年もあります
手当は数千円程度です
私は人が多い所が苦手だったり、待つことにストレスを感じてしまうことが多いので、
年末年始よりは少し時期をズラして人が少ない時に出掛ける方が好きです
それをあり年末年始への執着はないのかもしれません
それでもつらいなら|年末年始のない職場もあります
ここまで工夫の話をしてきましたが、工夫ではどうにもならない場合もあります。
子どもが小さいうち、親の介護が重なったとき、自分の体力が落ちてきたとき。働く場所を変えるという選択肢は、逃げではなく調整です。
- クリニック・診療所——年末年始は休診。カレンダー通りの休みになる
- 訪問看護——事業所によるが、年末年始の体制が病棟より軽いことが多い
- デイサービス・介護施設の一部——年末年始休業のところがある
- 健診センター・企業の産業看護師——基本的に土日祝休み
給与や経験の積み方とのバランスはありますが、「年末年始が毎年しんどい」が10年続くなら、それは働き方を見直す十分な理由だと思います。
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よくある質問
Q. 年末年始の希望を出すのは、わがままですか?
A. わがままではありません。希望を出すのは制度として認められた行為で、調整するのは管理者の仕事です。遠慮して黙っている人ほど、毎年重い勤務になります。
Q. 子どもに「お正月なのに」と言われるのがつらいです
A. 寂しいという感情を否定せず、「寂しいよね、ごめんね」と受け止めたうえで、ずらし正月の日程を具体的に伝えると納得しやすいです。「1月4日にみんなでおせち食べよう」のように、代わりの予定があると子どもは安心します。
Q. 独身だから優先的に入れられます
A. よくある話ですが、家庭の有無は希望を出さない理由にはなりません。「毎年年末年始に入っているので、今年はどちらか休みたい」と事実ベースで伝えてください。
Q. 年末年始の勤務が体力的にきついです
A. 連勤が続きやすい時期なので、睡眠の確保を最優先にしてください。年始の飲み会や親戚の集まりは、思い切って断ってよい場面です。
まとめ
- 年末年始がしんどいのは仕事量ではなく、世間とのズレと罪悪感
- 家族が寂しいことと、自分が悪いことは別
- シフト希望は早く・具体的に・1つだけ
- 正月は元日である必要がない。ずらし正月で十分
- 帰省は1月下旬や2月にずらすと、むしろ快適
- 明けの回復日を1日確保しておく
- 毎年つらいなら、年末年始のない職場という選択肢もある
誰かが働いているから、年末年始も病院が回っています。それは誇っていいことです。そのうえで、自分と家族の時間も守っていい。両立させるための工夫が、少しでも届けば嬉しいです🐭✨

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