手取りが悪くないのに、なぜかお金が残らない😅
これはつい数年前のわたしの話だ。
精神科の看護師として働きながら、妻と3人の子どもを育てる5人家族。
収入が特別少ないわけではないのに、給料日の前になると口座残高がヒヤヒヤする状態が続いていた。
「節約しなきゃ」とは思っていた。でも続かなかった。
なぜ続かなかったのか。今ならわかる。マインドが変わっていなかったからだ。
支出管理の方法論より先に、お金に対する考え方を変えること。それがわたしにとっての本当のスタートだった。
支出管理が続かなかった本当の理由
「節約しよう」と決意してまず試みたのは、食費を削ることだった。
でも長続きしなかった。
看護師の仕事は体力的にも精神的にもきつい。夜勤明けに疲れ果てて帰宅したとき、「今日くらいいいか」とコンビニでつい買いすぎてしまう。外食を我慢していたのに、ストレスが溜まった週末に家族で少し贅沢してしまう。
これがHSP気質の看護師にありがちな「ストレス消費」のパターンだと気づいたのは、かなり後になってからだ。
HSPは刺激に敏感で疲れやすい。仕事で消耗すると、お金を使うことで一時的に気分を回復しようとする傾向がある。悪いことではないが、無意識のうちに支出が増える構造になっていた。
そして何より、「節約=我慢・しんどいこと」という思い込みが邪魔をしていた。
これを変えない限り、どんな管理術を試しても続かない。わたしはそう気づいた。
お金のマインドを変えた3つの考え方
マインドが変わったきっかけは、リベシティで両学長のコンテンツに出会ったことだ。
①「消費・浪費・投資」で支出を分類する
両学長が教えてくれた考え方で、支出を3つに分ける。
- 消費:生活に必要な支出(食費・光熱費・家賃など)
- 浪費:満足感が低く、振り返ると後悔する支出
- 投資:将来の自分に価値をもたらす支出(学習・健康・資産形成)
「節約=すべての支出を削る」ではなく、浪費を減らして投資を増やすという考え方に切り替えた。これだけでお金の使い方への罪悪感がかなり消えた。
②固定費は「未来の自分への投資判断」
毎月自動的に出ていく固定費は、一度見直すだけで毎月・毎年効果が続く。
「この固定費は消費か、浪費か、投資か」と問い直したとき、惰性で払い続けているだけの浪費がいくつも見つかった。
③節約は「我慢」ではなく「最適化」
「我慢して節約する」から「最適化してお金の流れを整える」へ。
言葉は似ているようで、マインドとしては全然違う。前者は苦行で、後者は自分の人生設計を整える作業だ。この捉え方の転換が、支出管理を続けられるようになった一番の理由だと思っている。
わたしが実際に削減した固定費リスト
マインドが整ったところで、実際に固定費を見直した。
通信費:格安SIMへの乗り換え
大手キャリアをずっと使い続けていたが、乗り換えただけで通信費が大幅に下がった。
手続きが面倒で後回しにしていたが、実際にやってみると1〜2時間で完了した。「面倒くさい」のコストより、毎月の削減効果のほうがはるかに大きかった。
保険:掛け捨てへの切り替え
加入していた貯蓄型保険を見直した。「貯蓄しながら保障も」という商品に魅力を感じていたが、FP3級の勉強を通じて保障と貯蓄は分けて考えたほうが効率的だとわかった。
必要な保障だけを掛け捨てで持ち、浮いた分を新NISAへ回す流れに変えた。
サブスク:棚卸しで不要なものを解約
マネーフォワードMEで支出を見える化したとき、「いつの間にか契約したままになっていた」サブスクが複数あった。
使っていないのに毎月引き落とされているものを一気に解約。小さな金額でも積み重なると年間でかなりの金額になっていた。
変動費は「管理」より「仕組み化」
固定費を削減したら、次は変動費だ。
ただ、HSP気質のわたしには「毎日細かく家計簿をつける」スタイルは向いていなかった。几帳面にやろうとするほど、できない日が続いたときに挫折しやすい。
わたしが今やっているのはシンプルな仕組みだ。
給料が入ったら、先に貯蓄・投資分を別口座に移す。残ったお金で生活する。
これだけだ。
変動費の細かい管理はマネーフォワードMEに任せて、週1回だけざっくり確認する。「今月どんな傾向にあるか」を把握するだけで十分だとわかった。
HSP気質には、細かく管理しようとする完璧主義より、大きく仕組み化してあとは流れに乗るスタイルのほうが長続きする。
支出管理とあわせて収入を上げる視点も大事
支出管理を頑張っていると気づくことがある。削れる固定費には、いずれ限界が来るということだ。
ある程度スリム化したら、次は収入を上げることを考えたほうがいい。支出を月1万円削るのは大変だが、転職で月1万円収入が上がれば毎月・毎年ずっと効果が続く。
わたし自身、急性期病棟から精神科に転職したことで働き方が大きく変わった。夜勤の頻度や身体的な消耗が減り、家計を見直す時間と気力が生まれた。
お金を管理するには、管理するためのエネルギーが必要だ。消耗しない職場環境を選ぶことは、家計管理にも直結する。
転職を考えているなら、自分の気質に合った職場を探してみることをおすすめしたい。
まとめ:マインドが変わると、支出管理は「しんどくない」
支出管理が続かなかったのは、方法論の問題ではなかった。「節約=我慢」というマインドのまま取り組んでいたからだった。
消費・浪費・投資の分類で支出を見直し、固定費を最適化し、仕組みで変動費をコントロールする。
HSP気質の繊細さや深く考える力は、お金の管理においても活かせる。感情的に散財せず、リスクを慎重に考えながら、長期的な視点でお金と向き合える。
焦らなくていい。完璧にやろうとしなくていい。
まず固定費をひとつ見直すところから始めてみてほしい。


コメント